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我が愛すべきホームタウン・南大沢の春は非常にチルである。
随分遅くなってきた日没と同時に昼寝から目を覚まし、多くの人が帰路につく途中のアウトレットモールを抜け、ちょっといいスーパーことサカガミで500¥にしてはやけにボリューミーな弁当を20%引きで買い、外のベンチで食す。
前方のベンチではまだ幼い娘二人とその親と思しき夫婦が座って何やら話をしている。
お父さんは恐らく仕事帰りなのであろう、スーツ姿でお母さんからシャツの汚れを指摘されている。
娘たちはまだ普段は仕事で大半が留守の父に甘えたい年頃なのだろう、仕事帰りのお父さんにおんぶや抱っこをねだっていた。
非常に愛おしい、家族の風景。
その後ろでブヒブヒ言いながら弁当を食べる髪の毛ボッサボサのチョビヒゲニート。
南大沢は今日も平和である。
純真無垢な存在と言うのは美しく見える。
最近、人間は多少無知であったり、抜けてる存在の方が可愛く見えるのではないかと感じる。
おバカタレントという存在が淘汰されない理由は、愛らしさとマウンティングを取りたがる人々の承認欲求を満たしている点にあるのだろう。
後者に関しては考えても虚しくなるだけなのでここでは愛らしさについてのみ触れたい。
例えばレペゼン愛玩動物である犬や猫なんかは、ちょっとどころかかなりアホである。
うちのシーザーくんなんかは、猫じゃらし振れば喜んで食い付き、飼い主が立ち上がれば餌だと思って自動給餌器まで即ダッシュである。
決して頭が悪い、と貶しているわけでもなんでもなく、これは彼らの体に見合った大きさの脳なりに一生懸命考えた結果であり、また動物の本能に則した純真無垢な反応なのである。
そして僕はそれを見て、「オイオイさっきメシ食ったろうがよ」と苦笑交じりに通じない会話を彼に挑むのである。
そしてしきりに愛らしいと感じるのである。
ちなみにこのブログにオチは無い。
ある程度の問題提起や主張から、オチの無いただの日記まで、個人的な見解はブログに書いていくことにしようかと思う。
新年度を迎えたと言うのもあるが、SNSで自分を見ている人たちのほとんどは自分の見解などさほど興味が無いと結論したからである。
ありがたいことでもあるのだが、多分みんな僕には純粋に音楽を作ることを求めている。であるならば、余計なことは言わずに欲しいものを提供しようと思う。
ただ生来の性格で自己顕示欲が強く、どうしても何か言いたくなる。
ならば見るか否かを選べるブログでやればいい。そう思った。
故に今後はブログで好きなことを自由に書き並べていこうと思う。
ある一定のスパンで定期的にこういう風に言っては書き始め、段々ペースが落ちて全く書かなくなる、というのを繰り返しているが、この際それは気にしないでおく。
最近最もグッと来たニュースはBEASTARSがマンガ大賞を受賞したことである。
僕のセンスは間違っていなかった。
マンガの感想をブログに書いていこうとした時期もあったが、二回で終わっていた。
今後はオチだとか、起承転結だとか何も考えずに書いていく。
最初からハードルを上げるのは途中でやめてしまうフラグなのだ。
千里の道も一歩から。
本日のおべんちゃらは以上。