6/11
日記は(なるべく)毎日続けることに意味がある。
昨日はやるやると言っていた作詞を片付けた。今日朝からスタジオだったのでブログは書かず就寝。
寝る前まで作業していると大体神経昂って眠れない。昨夜もやはりよく眠れず。
スタジオから帰宅したのでこれから仮眠して友人宅へ遊びに行く予定。
嫌なことがあった時、それがどんな原因で起こったかとは全く関係無しに、自分はすぐに気持ちを切り替えることが出来ない。
おかげさまでテンションが低い期間が続く時がある。もうそういうものだと思ってうまく付き合っていこうと思っているが、そこに睡眠不足までつくとやはりパフォーマンスは落ちる。
今日の演奏もあまり良くはなかった。
そもそも、体調管理はもちろん大事だが、基礎の基礎の部分のクオリティを体調に左右されるなよという話になる気もする。
ガチプレイヤーの皆さんはきっとそこに言い訳はしないのであろう。
僕の場合はライブのクオリティが体調に大分左右されるということがわかっているので、前日はよく眠る様にしています。
さらにサポートで楽器を弾く時は前日深酒はしないことにしています。
深酒すると、次の日心拍数が速くなる。
速くなるとBPMが普段より遅く感じる様になる。
そうするといつも通りのテンポ感で演奏すると自分は普通のつもりなのに普段より速いテンポになってしまう。
それを防ぐのも広い意味での体調管理なので。
ところで、「良い音楽」とは何ぞや、ということを最近よく考える。
この間大分ネガティブなことを書いてから、自分で良い音楽作ってる筈なのに、とか言ってるのってちょっと滑稽だなと思うのもあって、考えている。
考えるに、人によって「良い音楽」の定義は異なる。
自分がいい音楽と信じてやってきたものというのは、要するにそれまで自分が感動した、沢山聴いてきた音楽がベースになっているものである。
例えばJPOPをずっと聴いてきた才ある若者が自分が「良い音楽」と信じるものを作ったとして、それは皆にとって「良い音楽」なのか?
同様に、自分がこれまで信じてきた音楽が多くの人にとって良いと言えるものなのか、それは現段階では判断出来かねる。
もちろん、それを信じることの出来ない人間は続けていくことが出来ないけれども。
(余談ですが、売れてるものが良いものとか、音楽の良さなんて相対的なものだからとか、そういう言説は本当に嫌いです。僕の個人的な価値観では「売れる」と「良い」は別の次元の問題。両立することもしないことも有り得ます)
こと音楽に限らず、あらゆる需要と供給が成り立つコンテンツには恐らく、以前も書いたイノベーター・キャズム理論が適合する。
そして、アーリーマジョリティ以降の人々が何を基準に音楽を判断するかと言えば、それはメディアであったり情報発信者の力である。
今自分がすべきは、イノベーター・アーリーアダプターの中から応援してくれる人を地道に増やすか、影響力・情報発信力のある人と仲良くなることだと考えていいと思っている。
そしてその情報発信者すらビジネスでやっているのだから、自分が信じる「良い音楽」がビジネスとは関係なしに世の中に広まっていくという期待は、恐らく幻想なのだろう。
少女ファイトというマンガで、シゲルというキャラが練という女の子に向けて放つ言葉がある。
「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」
自己の中で完結することが悪いことだとは全く思わない。
そもそも、セッションだとか、仕事だとかそういうものを取り上げてオナニーではなくセックスでなくてはならないとか言う人がたまにいるが、僕はそもそもその例え方が的を射ていないと思う。
自己満足が前提。最初は相手がいないのが当たり前。
だから、オナニーが前提です。自分が気持ち良くなれないものを作る意味なんて無い。
性交渉が好きだからといって安易に結びつけるようなものではないと思う。
少なくとも僕のような人間には同意出来かねる。
でも、マンガの話とは少し違うけど、何かを創作してそれで生きていこうと決めたのなら、他者との関わりをどこかで必ず意識しなければならない。
そろそろ自分にしか見えない地図を広げて1人で見ている時間は終わらせたい。
そもそも、自分の考える「良い音楽」と世の中が求めているものの接点は必ずあるはずなので、その部分を狙っていかねばならない。
ハイロウズの曲に「1人で大人、1人で子供」というものがある。
とても良い曲だが、その歌詞にこうある。
「諦めるのは簡単だ 簡単すぎてつまらない」
全くその通り。
人生一度きりなのだから欲張りに、欲しい物を全て手に入れるつもりで頑張りたい。
何か気合いが入っている様に見えるかもしれないけど、そんなことないですので。
むしろこれからはちょっと脱力して世の中狂ってるよねーハッハーみたいな曲作りたいなって思ってます。
今日は以上です。
それではまた。