9/1 SASUKEにハマった俺の俺による俺のためのSASUKE賛美
日記は(なるべく)毎日続けることに意味がある。
夏がほぼ終わった。8月何していたかと言うと、あまりよく覚えていないがSASUKE見てるか音楽作ってた気がする。
ブログを書くタイミングがあんまり無かったネ。
今月の収穫は言わずもがな、MVの公開とオンラインショップ開設であった。
全く自分のツラをYouTubeで拝見するのは辛いぜ。
罰ゲームかってレベルで辛いぜ。勘弁して欲しいもんだぜ。
CD販売始めたんで良かったら買って下され。私への直接的な活動支援に繋がりますので。
よろしくお願いします。
8月中は基本SASUKEにハマってた。どハマり。
最高の番組だよアレは。
キッカケは水曜日のダウンタウンで金田一のトリックが再現しようとすると全部SASUKEレベルの難易度、みたいな企画やってんのがYouTubeに上がってたからなんだけど。
面白いんですよ。SASUKE。
ちなみに僕は、ドラマ金田一少年の事件簿大好きっ子です。剛版と山田涼介くん版が至高。
で、SASUKEの何が面白いのかって言うのを一応説明しようと思うんですけど、簡単に言うとドラマっすね。人間であり、歴史です。
SASUKEって国外ではだいぶ人気らしくて、100ヶ国以上で放送されてるらしいんすよ。
アメリカでも人気だし、マレーシアなんかは国あげて肥満対策にSASUKEを奨励してるとかって話で。
割と海外では筋肉ムキムキのマッチョがかっこいいって価値観が当たり前に存在してて、SASUKEを攻略出来るっていうのが単純にかっこよく見えるんだと思うんだよね。
けど、国内って違うじゃないですか。
個人的には日本人がムキムキマッチョに体質的になりづらいからマッチョかっこいいって価値観が育たなかったのかなって思ってる。
洋ゲーと和ゲーで主人公の見た目が全然違うのに代表されるくらい、日本人のイケメンの定義って細くて中世的な見た目なわけじゃないですか。
別にマッチョ好きな人を否定するわけではないし、ある程度そういう人を支持する層がいるのもわかってます。けどあくまでマジョリティはそこじゃないよねって話です。
で、まあSASUKEに出てくる人達っていうのはやっぱりしっかり筋肉してる人が多いんですよね。
恐らく国外ではスポーツとしての面白さもある程度認められてると思う。実際1stステージとか、かなり面白い。
けどSASUKEが好きな多くの視聴者が見ているのは恐らく、ヒューマンドラマです。
SASUKE出場者は、所謂ブルーカラーの人が結構多いんですよ。日本の屋台骨を支えてる人達ですね。
簡単に言えば、トラック運転手とか、大工とか塗装工とか。
あとは街の電気屋さんとか。これはブルーカラーではないか?
で、そういう人達にどんな家族がいてどういう生活をしてるのかっていうのを番組がちらちら小出しにしてくるわけ。
感動の文脈がちょいちょい構築されてくわけですよ。
有り体に言えば、「素人がテレビに出て磨いてきたスキルで輝く番組」ってことなんですけど、僕はブルーカラーの人達ってところになぜかグッときてしまってるんですよ。
だって僕なんかからしたら、スゲー大変な仕事だと思うから。肉体労働ってほんと大変だと思う。
普段から身体使って働いてる人達が、さらに鍛えて来るっていう。すげーの嵐。
そんでね、重要なのが1stステージ。
これがね、挑戦者毎回100人くらいいるんだけどマジでみんなクリア出来ないんだよね。
ほとんどの人が脱落するわけ。で、たまにクリアする人が出るわけだけど、やっぱり当たる見込みの無いギャンブルで当たると感覚的に嬉しくなっちゃうわけよ。
おおやったじゃん!コイツスゲエ!ってなる。
逆にそこまで来ると、脱落者とか見る度にあー惜しい!とか思っちゃう。
そこまで来たらもうファンだよね。
あとね、歴史が長いっていうのもデカい。
例えばSASUKEオールスターズって言う人達がいて、その人らとかもうマジで10何年とかそういうレベルで参加してるわけ。
ついこの間7月に行われた大会で、かつて完全制覇もした長野誠さんて漁師の人が引退したんだけど、その人が完全制覇した時の映像とか、引退の時の映像とか、普通に泣ける。
言ってしまえば少年ジャンプ感ある。友情、努力、勝利ですよ。ほんとこれ。
完全制覇した時の長野さんのコメントね。
「オールスターズの皆とやれて本当に良かった」って泣きながら言うんだよ。グッと来ない方がおかしい。来ないやつは不感症か何かだ。
あと例えば2015年第31回大会で完全制覇した所謂サスケくんね。
彼、今大学院生なんだけど高校ぐらいからSASUKE出場してるわけ。
毎回大会でフィーチャーされてたわけではないんだけど、オールスターズやその他の出場者の背中を見て育ってきたその彼がついに完全制覇っていう、この努力は人を裏切らない感。
一つのことをずっと継続して努力して来たその執着心が、実を結んだ瞬間ですよ。
グッと来るに決まってんだろうが。来ないやつは多分脳構造に何か問題がある。
さらに例えば山田軍団黒虎ね。
ミスターサスケこと山田勝己さんがいるわけですよ。
彼はね、勤めてた職場をリストラされてSASUKE大会ごとの肩書きが無職からの鉄工所アルバイトに変わるわけですよ。
ちなみにそのアルバイト先は奥さんのお父さんがやってるとかって話だったので、アルバイトって言い方は違うのでは?とも思うけど多分番組が面白いと思って付けてるのかなという予想。
でその彼がいつだかの大会で脱落して言うわけですよ。
「俺にはSASUKEしか無いんですよ」と。泣きながら。
認めますよ、若干イタいですよ。
言ってみれば、このSASUKEって競技を完全制覇する日が来たとして、彼が得るものは達成感と一部の人間からのプロップスのみですよ。
全てを投げ捨てて取り組むにはちょっと生産性が低いアクティビティなのではないかとは思いますよ。
けどね、そんな一つのものに一生懸命になれる人間あなたの周りにどれだけいますか?
確かにプロSASUKEプレイヤーにはなれませんよ。だってお金が発生しないからね。
アメリカじゃSASUKEプレイヤー養成ジムみたいなのもあるみたいだけど、日本じゃ流行らないってのはみんな感覚的にわかってるわな。
プロが無いってことはアマチュアであったり、趣味の領域ってことになっちゃいますわな。
けど趣味の一つにも本気になれないやつに、何が出来るんだっちゅうねん。
何か一つのことにひたむきに、真剣になれるその姿勢を、お前らがバカにする権利なんてどこにもないっちゅうねん。
どんだけ毎日身体鍛えてると思ってんねん。
中には自宅にSASUKEセット作って練習する人とかおるねんぞ。
その情熱を、ただちょっと流行ってないとかファッションとして受け入れがたいというだけで、否定することなんて、少なくとも俺には出来へんわ。
関西弁にもなるわ。
そしてその彼が競技自体は引退し、でもやっぱりSASUKEは好きだから関わっていたいということでしょう、一緒にクリアを目指す出場希望者を募るわけです。
その名前が、山田軍団黒虎。
まあね、認めますよ。若干ダサいというか、イタいというか。。
何でそんな名前付けんのよ、、って僕もちょっとどころかだいぶ思いましたよ。
「軍団」 「黒虎」
自分の名前以外のワードチョイスが、完璧にダサい。。
競技や自分達のキャラクター及び世界観とマッチしてないからダサく感じるのかもな。
英語にするとブラックタイガー。海老か。海老から来てるのかまさか。。とか1人で考えてしまった。
で、その山田軍団黒虎のメンバーがついにSASUKEに出場するわけですよ。
やっぱり1stステージは難易度高いからね、脱落するわけ。
けどそのうちの1人が最近の大会で1stステージクリアしてね、その後山田さんと一緒に歩きながら泣いてるわけ。
詳細はあんまり覚えてないけど、「色んな人にバカにされるけど、頑張ってます」的な。
グッと来るに決まってんだろうが!!!!
やっぱね、涙もろいやつってのは好きになっちゃうよね。エモい。
応援したくなっちゃうよ。全く。
とまあそんな具合に続けば続くだけ人の歴史が更新されていくわけ。
しかも競技自体の難易度も上がってて、人間の進化ってマジすげーって思わされる。
あとはね、この競技、敵が存在しないっていうのも素晴らしい。
負けは脱落であって、誰かに負かされるわけではないから、悔しさも非常にクリーンなわけです。
素晴らしい競技だ。
長々と書いてやったぜ。
わかったでしょ?俺がいかにSASUKEのことが好きかがね。
ここまで読み切ったのなら、さすがにちょっと興味持つでしょ。
本当はいけないかもしれないけど、YouTubeに映像上がってるから見てみると良いよ。
俺はもうTwitterでSASUKEアカウントフォローしたし、出場者のアカウントもフォローした。
マジ最高。3時間とかかかるモンスター番組だけど見る価値は少なくとも俺にはあったね。
書き殴ってやったぜ。
じゃあ今日はこの辺で。今月はブログの更新もなるべく頑張る。