3/1 月次報告
2月の振り返り。
何してたっけ。何してたんだ俺は。曲をずっと作っていた気はしてる。
今月公開されたもの。
何やら色々な依頼が舞い込み、週1、月3、年36曲計画は早くも崖っぷちに追い詰められている。
既に2月の3曲が間に合っていないし、MVも間に合っていない。
どうにかせねば、どうにかせねば・・・と思いつつ、目の前に積まれたタスクを一旦整理した結果、あまりに膨大すぎる上に風邪を引いて頭も働かず、「うん、無理だよね」と無理からぬ結論に達し、無理はせず一旦落ち着こうと言うことで、ここ2日ほどはゲームをしたり漫画を読んで過ごした。
今日からもうちょっと頑張っていこうと思う。
2月印象に残ったこと。
Blue in Greenの伸び方がマジで半端ない。
ものすごい再生されててほんとびっくりする。イケイケミュージックが求められてる感。冬の妖精さんよ、もっと再生されろ。
あと「声がいい」とか、「歌がいい」と言う人が予想以上に多いと言うこと。
わかる。わかるよ。キキビビちゃんがいいのはそりゃわかる。
僕もいいと思ってなきゃ一緒にやってないよ。それはもちろんね。
けど君たちが聞いてるのは実は歌だけではなくて、総合値なんだよ。
君たちの言っていることは、ワンピース読んで「ルフィのキャラいい」とか、「ストーリーが泣ける」って言ってるのと一緒なんだよ。
漫画ってほんとはそれをよく見せるためにめちゃ細かいギミックが無数に用意されてるわけよ。
コマ割りだとか、セリフだとか、絵の迫力だとかね。
音楽もまるで一緒なわけ。と言うか、世の中一般のエンターテインメントって言うのは大体全部そうなわけよ。
アカペラや弾き語りで同じくらい感動出来ますか?漫画でなく小説だったらワンピース読んでますか?って言うね。
もちろんそう言うの全てを実はちゃんと消費してて、だけど褒め方を知らないからそうなってしまうって言うのもわかってる。
けど、頼むから、もっと俺を褒めてくれ。フルフル。。。
世の作曲、編曲者にもっと光を。。
と言うか何ならあの曲は俺が作詞作曲編曲からエンジニアリングまでやっとるやで。。
とか言って、昨日安全地帯の動画を見直しつつ「やっぱり玉置浩二の歌はいいなあ」とか思ってるわけですよ。
お前がまず安全地帯のバンドメンバーをアプリシエイト(正しく評価)しろよ。ダボが。
とはいえこの問題は割と解決不能だとも思ってて、なぜかと言うともう音楽の制作各論はコンテンツとしてニッチなものになってしまっている上に、不可逆的だから。
そう言うのが盛り上がってた(と予想される)のはクラシックやジャズの最盛期くらいなものではないだろうか。
だって今は世のメインコンテンツがもっと楽に消費出来て楽しいものになってしまっているからね。
今から音楽制作各論学ぶよりもyoutuber見てる方がそりゃ楽だし笑えるに決まってる。
大衆が求めるものを否定は出来ませんわなあ。
音楽は何かと一緒に楽しむものになったよね。メッセージ的な消費とファッション的な消費のバランス感覚って僕はたまに言うけどね。
それ自体を純粋かつ真剣に鑑賞するって向きは、やはりちょっと弱い。
恐らくこの50年くらいずっと僕と同じ悲しみを感じながら音楽業界の裏方たちは生きてきたんだろうと思う。
つくづく思うけど、本当にすごいのはエンジニアですなあ。
あとは人と会って打ち合わせをするって言う、今までにないアクティビティが多分4件くらいあった。
それとライブをやったり、ライブを見に行ったりした。
で思ったのは、世の中には本当にいい音楽やトラックメイカーが溢れていると言うこと。
センスあるトラックは本当にたくさんある。けどリスナーの耳が追い付かない現象っていうのはそれと同じかそれ以上ある。
常日頃から思ってるけど、日本人には教養としての音楽を聴くための指標が圧倒的に欠如してる。
例えば海外にはダンス文化というものがある。
欧米の文化を例に挙げれば、あいつらマジで週末老若男女みんなクラブとかで踊り狂ってるから。
"アメリカで一番イケてない男って「ダンスが下手な男」らしいよ"って、THREE1989のシモくんも言ってたよ。
要するに「踊れるかどうか」という指標があるわけだ。
ちなみに日本人でもダンサーは音楽好きな人が多い。これはマジ。
その他にも色々指標はあると思うが日本人にはそれが圧倒的に少ない。身近にない上に教わってきてないから。
文化的な教育の欠如というのが一番残念な点なのです。
そうなってくると普通の人が聴く音楽がどんな指標で成り立つか、というと「有名かどうか」「歌詞がいいかどうか」になってしまう。
それは音じゃあないぜ・・・。
その結果どういうことが起こるかというと、大きな会場に客は満員。
だけどいくらいい演奏、トラックが流れても客は棒立ち。
という現象が生まれる。実際に目にすることは少なくない。
これは別に観客が悪いわけでも演者が悪いわけでもない。
この悲しい捻れ現象は、教育と文化の欠如という悲劇が原因なのです。
だからと言って改善するために何をすべきか?役人になれというのか?
総理大臣になって体育の授業にダンスを取り入れろというのか?まあ今から僕がやるのは無理ですよね。
親兄弟友人みんな音楽が流れたら喜んで踊り出すような環境を作るには、少なくともン10年単位の文化教育体制を作ってかなきゃいけないわけですから。
けどいちミュージシャンとして出来ることを忘れてはならないよね。
世の人々の生活を豊かにすることで自分も豊かになる。それを音で実現する。
それが我々ミュージシャンの根本的なミッションですよ。
ミッションって言うと途端にベンチャー企業っぽくなるの、豆知識な。ここテストに出るぞ。
さて、2月のSNS推移。
youtube 889→1273
instagram 660→866
twitter 3399→3653
Blue in Green効果だと思うけど、それぞれ伸び方がスゴイ。。
全部さっさと1万人くらいにしたいものだが、楽な道ってのはないからね、地道にいい曲作って頑張ろうぜ。。
あとは水曜日のダウンタウンで曲が流れたのがマジビビりだったね。
気付くのは僕くらいだと思いますが、昨晩の水曜日のダウンタウン見てて、4分半のマジックとLet Me Knowがバックで使われてて腰抜けました…ありがとうございます🙇♂️ https://t.co/QnCx7dWqr9
— SUKISHA (@sukisha_jpn) February 28, 2019
そしてテレビで流れると周りの反応もいい。
やはり権威は偉大だ・・・。斜に構えず長いものに巻かれていこうぜ俺たち・・・。
最後に2月読んで面白かったもの。
ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 雨瀬シオリ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/11/22
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
昨今の漫画はネタも豊富になり、大人の読み物として定着した感がある。
倫理の教師が悩める生徒に倫理の話をする内容なのだが、噛み砕いて伝えてるはずなのに難しい。哲学ってそう言うものだよね。面白いです。
すごく好きで、久しぶりに読み返したくなって読んだ。
町田くんのような男になりたいし、間違いなく自分の人生観というか、生き方に影響を与えていると思う。少女漫画だけど男も読んだ方がいい。人に優しくなれる。
これも読み返しパターン。
閉める予定だった旅館に謎の美女がやってきて住み込みで仲居をし出す話。
泊まりに来るワケアリ客の問題をカラッと解決してしまう、的な王道パターンではあるものの、やっぱり面白いという。そして美女の謎も明かされていき4巻でパッと完結してしまう潔さと気持ちよさ。名作です。
2月の振り返りはそんなところだろうか。
マジで忙しくなってきてるのウケるな。勘弁してくれ。
SwitchとPS4とテレビが欲しい。ゲームがしたい。
本日のおべんちゃらは以上です。