12/21
日記は(なるべく)毎日続けることに意味がある。
いつのまにかほぼ一ヶ月放置していた。
毎度こういうタイミングで言っているが、文章書くのは好きだけどあんまり続かない。
何かを続けるのが苦じゃないっていうのをある種才能があると呼べるとすれば、僕に各才能はあんまり無いってことだと思う。
「好きなこと」を仕事にするっていう話をする時大体この手の話は話題になる。
rootport先輩のブログが書籍化してそれが大層面白かったんだけど、そこにも同じようなことが書いてあった。
これはマジで良著。
要するに、「暇な時に気付けばやっていること」が好きなことで、それを仕事にするのが一番幸せなのではないか、ということ。
文章書くのは好きです。でも続かないです。
こういう人は仕事にすると多分嫌いになるか、辛くなります。
生産体力的なものが高い人はやはり強い。
そこいくと、音楽作るのはやはり面白い。
最近は友達と適当なノリでバンドやろうぜ!って話をしていて、メンバーはみんな社会人で本業がある人達なのでもちろん趣味なんだけど、何か面白そうだからっつって適当に曲作ったりしてる。
これがマジ興味深い。
これまで自分はかなり完璧主義的で、細部へのこだわりを捨てることが出来なかった。
今までの作品は打ち込みにしてもベロシティやタイミングをかなり細かくいじっていたし、ドラムのフィルなんか毎回違うものをいちいち打ち込んでいたわけ。
全く関係ない人からすれば、ちょっと何言ってるかよくわからない状態だと思うんだけど、これってものすごい手間がかかるわけ。
例えばサマードライビングなんかは、全部完成するまでに一週間とかかけてるわけよ。
でもそのバンドにおいての自分のコンセプトは、
①初級者でも(多分)演奏出来る
②「超」が付くシンプルさ
③でも割とオシャレで踊れる
この辺りを意識してる。
①と②ってこれまで全くやるつもりが無かったことで、俺は音楽の探求者(笑)やで!って感じだったわけだけれども、何事もチャレンジよねと思って作ってみたわけだ。
そしたらこれが面白いことに、意外と聞ける出来な上に1曲作るのに4時間とかしかかからないわけよ。
おいおい、やべーなと。
1曲作るのに1週間が4時間になっちゃうってどんだけだよ。
世の中のバンドマン達って実は楽してんじゃねーの?とかぶっちゃけた話思ったよね。
その気になったら2週間でバンド結成からライブまで行けると思ったね。
まあそれは言い過ぎだろうし問題はこんな出不精個人主義のクソ野郎にバンドは出来ないってとこなんだけどね。
でもすごく勉強になって、案外そんなに力入れなくても音楽って形になるんだよってことを教えてくれたわけです。
今後の制作活動にもきっと生きてくると思う。
というか、世の中の大半の人達ってそんな難しいもの求めてるわけじゃなさそうだしね。
そこはいち音楽の徒として、残念には思うけど。仕方ない。
日本の音楽はどうしてこんなにクソなんだ、っていう人は結構いるけど、実はマスに語りかけてるような音楽なんて大体世界レベルでみてもクソ(という印象になるような思考停止感を煽るもの)であることが多いし、そういうもので大半が満たされていると思う。
むしろ最近の日本の音楽シーンはようやっと質の高いものが売れてきていて、面白くなって来ている。星野源の恋とか、あれぐうの音も出ないよ。クオリティ高い。
良いものが売れることもある。けど売れるものが全て良いものではない。むしろ売れないことの方が多い。のかもしれない。
ということを、ただ悲観的にくだらねーと吐き捨ててうだうだやってるだけの時間っていうのはもうとっくに終わっていて、だったら俺が良いもの作ってそれを売って、その結果で世のカルチャーや価値観を変えてやろうぜって気持ちで進んでいきたいものです。
基本的にこれは政治だとか経済だとかの話にも通じるものがあって、今現在自分に配られたカードをみて、何でこんなブタみてーな役しかねーんだとか言ってても何の生産性もないわけです。
ダメなところばかり見て嘆いているのではなく、ダメなのは理解した上でどうすれば良くなるか考える。
だから自分にやれることをやる。
マイナスな言葉ばかり吐いていられるのは若いうちだけ。
自らの若さを主張する時期は僕の中では終わりました。おじさん結構。
かっこいいおじさんになるために日々邁進していくだけやで。
とか言いつつ今日は俺は本当に世に広める努力が出来ない男だなぁと若干へこんでいたところだったんだけどね。
せっかく出来た良いEP、どうやって知らない人に知ってもらったらいいんだろうか。
そんなようなことを最近はずっと考えてますよ。
ってことで今日はこの辺で。
またそのうち書きますから。ちゃんと書きますからね。
あ、12/28に渋谷でライブするので良かったら来てね。
じゃおやすみなさい。