5/17
割とよく言うことの中に
「地獄への道は想像力の欠如で構成されている」
とか、
「押し付けがましさが人から豊かさを奪う」
とかそう言うのがあるんだけど、
要するに今の時代、他人に期待しすぎない方がいいと言うことなのかもわかりませんね。
今の時代だからなのかは前の時代と先の時代のことがわからんから何とも言えないが。
「何言ってもきっと聞いてくれる」とか、「きっとわかってくれる、わかって欲しい」とか、そう言う感覚に無自覚なままで喋ってると、100%の相互理解が不可能な以上どこか歪になってしまう。
伊坂幸太郎の小説「死神の浮力」に「寛容は不寛容に対しても寛容であるべきか」と言う問いが出てくる。
僕は総論では寛容であるべきだと思うんだけど、無自覚に不寛容な人の、上述したような甘えや押し付けがましさ(に感じられてしまうもの)に寛容であろうとするのは難しい。
そもそもその場合の寛容さとは何だ?
同意は出来ないが何となく嘘でもいいから「わかるよ」と言ってあげること?
今のままでは本当の幸せに行き着くことは出来ないと思うから君のためを思って本音で言うとそれは違うと思うよ、と伝えること?
学校教育でマルバツで正解不正解切り分けることを学習させられてきた身だから、正解ってどうしても一つしかないような気がしてしまうけど、逆に明確に正解不正解が決まってる問題が頻出するのなんて高校生までだよな。
教養の下地としての机に向かう学習がまるで無駄ってことはないと思うけど、切り分けやすいテストで点数決めるって方式が多様性溢れる現代を生きるヒントとしてそぐわない気はしてる。
文科省の偉い人とか多分問題意識持って変えてこうとしてると思うけど。
要するに答えは接する人、喋る人によって違うと言う話で、天気やギャンブルみたいに条件によって変わるものに期待するなよと言う当たり前の話なのか。
世知辛く感じるかもしれないけど、そんなことはなくて、他人に期待しないとしても我々は与えることで人に喜んでもらうことが出来るし、喜びは伝播するしお返ししたくなるものだ。
だから期待なんかしなくても、いい人間関係を築けさえすれば手に余るほどの幸せがきっとやってくる。
あれ、ところでいい人間関係ってどんなでしたっけ?
さっぱりわかりませんね。
近所で気軽に飲みに行ける友人が欲しいものだ。
私は最近元気と元気じゃないの狭間を行ったり来たりしています。
本日のおべんちゃらは以上です。
お願いだから読んでほしいレベルに面白かった漫画を片っ端から羅列する
読んで字の如し。
漫画が好きでかなりの量読んできたと思ってるけど、まとめて記録したことなかったので書いておこうと。
よくあるアフィリエイト的なお小遣い稼ぎがしたいわけでもなくて、たた純粋な備忘録です。
あらすじなんかをまとめるつもりもないし、一応読んだあとに残してるメモを元に並べてみたら夥しい量になったので読みづらいとも思う。
僕と同じような、世のまだ見ぬ傑作に出会いたい勢の一助になれば幸いです。
いくつかの階層に分けようかとも思ったんだけど、並べてみたらあまりの量にまとめきれないことがわかったので、悩んだ結果、読んでない人がもしも万が一いたら「お願いだから読んでくれ」と懇願したくなるレベルに好きなものだけ挙げることにしました。
長期休暇で漫画が読みたくなった時にご活用ください。
(順番は適当です)
*注
・レジェンド級(冨樫義博先生や井上雄彦先生など)やスタンダードレベルの名作(ジョジョ、デスノート、ハガレンなど)は除外してあります。
・僕が読んで面白かったどうか、が最大にして唯一の判断基準なので、同一作者のものがあったりエログロ表現があったりしますがもし読む場合はそこは自己責任で。
我が人生のバイブルたち
読むたびに必ず泣く。
男性人気は凄まじいが女性はあまりわからないと言う話も聞くがお願いだから読んでほしい。
同作者の登山漫画。
石塚先生のお人柄が滲み出た本当に素晴らしい作品。お願いだから読んでほしい。
今年のマンガ大賞1位。
信じられないくらい面白い。お願いだから読んでほしい。
今年のマンガ大賞2位。
美大受験にかける熱い青春。お願いだから読んでほしい。
クレイジーマイペース天才女子高校生小説家の話。
超面白いのでお願いだから読んでほしい。
今年のマンガ大賞2位。
ミステリの皮をかぶった人生哲学。お願いだから読んでほしい。
同作者ながらまるで方向性の違う名作。
絵が苦手という人がいるが我慢して読み進めればもう止まらない。
お願いだから読んでほしい。
Landreaall 32巻 特装版 (ZERO-SUMコミックス)
- 作者: おがきちか
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2018/11/24
- メディア: コミック
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ハイコンテクストなやりとりに節々から垣間見える確かな知性。
お願いだから読んでほしい。
読んでないのに漫画好きを自称する人がいたら、その人多分来世はゾウリムシ。
お願いだから読んでほしい。
ちょっとエッチだけど、アメコミ好きなら絶対外れない。
続編が待たれる漫画ランキング常に上位。お願いだから読んでほしい。
Pumpkin Scissors(22) (KCデラックス)
- 作者: 岩永亮太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/09/14
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月マガが誇る超名作戦争漫画。
最初はただ面白いだけなのに、どんどん難しくなるしもっと面白くなる。
お願いだから読んでほしい。
山を登り続ける男の話。
世の中には不器用で一つのことに取り組むことしかできない人がいるが、その最たる様はやはり美しい。お願いだから読んでほしい。
今最も連載が楽しみな漫画の一つ。
ゆるい日常を描くのみかと思いきや、頻繁にジーンとさせてくる名作。
お願いだから読んでほしい。
介護という非常に難しい問題に真っ向から取り組んだ超名作。
体験したことのない、考えるのも億劫なことだからこそ知っておくべき知識が詰まっている。お願いだから読んでほしい。
町田くんが俺たちにくれた優しさを忘れずに日々を生きていこうね。
読んだあと周囲の人に優しくなれる、高校生のありふれた日常。お願いだから読んでほしい。
ワールドトリガーの連載再開を待ち望んでない男なんてこの世界にいただろうか。
ありがとう葦原先生、ありがとう・・・。お願いだから読んでほしい。
ただ高校生が話しているだけなのに面白い。
創作とは何かを考えさせられるぜ・・・。お願いだから読んでほしい。
作者逝去で絶筆の名作相撲漫画。
「バチバチ」から読んでいた者として本当に残念です・・・。お願いだから読んでほしい。
家族ものと一言で言うのは容易いが、料理あり涙あり諍いありの成長物語。
首都大がベースになった架空の大学が嬉しい。お願いだから読んでほしい。
曰くつき美女が閉店寸前の旅館にやってきて住み込みで働き始めるわけがなかろう。
現実では起こらなそうなのにリアリティがあるから、創作というやつは面白いのだ。お願いだから読んでほしい。
全ての一人暮らし、食の健康を気にする人々に。
少し先の未来がこうだったらイイネ。お願いだから読んでほしい。
ファンタジーかくあるべし。
現代少年ファンタジー漫画の最高峰。お願いだから読んでほしい。
惑星のさみだれ全10巻 完結セット (ヤングキングコミックス)
- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2010/12/15
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水上先生のこと嫌いな人なんてこの世に一人もいない。
ピロウズ聴いて惑星のさみだれ読めばきっと明日も頑張れるさ。お願いだから読んでほしい。
スピリットサークル コミック 全6巻完結セット (ヤングキングコミックス)
- 作者: 水上悟志
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2016/06/10
- メディア: コミック
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同作者。
実は手塚治虫先生の作品ってほとんど読んだことないんだけど、友人によると今作は火の鳥を彷彿とさせるらしい。名作。お願いだから読んでほしい。
行ったことも見たこともない国の人々の暮らしをどうしてこんなに魅力的に描けるんですか。教えてください神様。
お願いだから読んでほしい。
同作者。
ある時代、ある国の人々の暮らしを切り取ることにおいて森薫先生を超える方はいるのでしょうか・・・。お願いだから読んでほしい。
難しいしクセが強いけど、そこさえ問題なければとてつもなく面白い。
三宅乱丈先生は鬼才という言葉がぴったりですね。お願いだから読んでほしい。
同作者。
こちらも設定は難しいが短い分読みやすい。お願いだから読んでほしい。
堀尾先生はほんと背中がヒュッてする話描くのがうまいよね。
福の神が巻き起こす恐ろしい物語・・・。お願いだから読んでほしい。
水城先生の真骨頂が今作でも炸裂しています。
人間の嫌な部分をグリグリしてくる感じ、辛いけどやめられないね・・・。
お願いだから読んでほしい。
サッカー版スラムダンクと言って過言ではない歴史に残る名作。
サッカー漫画は傑作が多いけど、僕はどれが一番好きか問われたら迷わずこれを選びます。お願いだから読んでほしい。
G戦場ヘヴンズドア 全3巻 完結セット (IKKI COMICS)
- 作者: 日本橋ヨヲコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/11/01
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漫画の漫画って結構あるしどれも好きだけど、やっぱこれは名作よね。
創作全般に言える大事な哲学がふんだんに散りばめられた最高の作品です。お願いだから読んでほしい。
「みんな知ってる漫画載せてもな・・・」とは思って色々省いたんだけど、これは無視出来ないじゃんどうしても。
将棋のこととか全然わからないけど面白いよな。お願いだから読んでほしい。
おやすみプンプン コミック 全13巻完結セット (ヤングサンデーコミックス)
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/12/27
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浅野いにお先生は大ファンなわけではないですが、プンプンは名作ですよ。
もうどうしようもなく名作です。思春期の初期衝動や鬱がリアルでもうすごい。。お願いだから読んでほしい。
凄腕ハッカーの少年が成り上がっていく話。
コミュ障でただ一つのことしか出来ない悩めるスーパーマンなんてグッとくるに決まってるでしょうよ。お願いだから読んでほしい。
ブラックジャックによろしく 全13巻完結(モーニングKC ) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: 佐藤秀峰
- 出版社/メーカー: 講談社
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精神病棟編の「狂ってるのはお前の方だ!」の連呼で絶対に泣く。
お願いだから読んでほしい。
「お前に敵などいない。誰にも敵などいないんだ」のコマで絶対に泣く。
誰にも敵などいないんだ・・・。お願いだから読んでほしい。
退屈な日常に退屈する高校生ってたくさんいるけど、その日常が一番尊いよな。
あっと驚くような事件なんて起きない方がいい。お願いだから読んでほしい。
凄腕ドクターっていうありがち設定もグッとくるけど、院内政治とか助手の成長とかやっぱいいよね!
医療モノの金字塔!お願いだから読んでほしい。
この漫画とワールドトリガーを連載第一話から「これは絶対に面白い」と思っていたことが私の誇りです。
擬人化した肉食動物、草食動物たちが共存する世界の話。お願いだから読んでほしい。
こういうのが最高なんじゃないですか。社会や人間関係、触れ合いの中で起こる人々の変化、成長、そういうものなんですよ。物語というやつは。
お願いだから読んでほしい。
懲役339年 コミック 全4巻完結セット (裏少年サンデーコミックス)
- 作者: 伊勢ともか
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/08/12
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この漫画はすごいぞお。
前世の存在が公的に信じられている世界で、前世で重大な犯罪者だった人が罪を償い続けるけど、実はそれ嘘だったのネーーーン!っていう。
考えさせられます。お願いだから読んでほしい。
特に何も考えずに誰かの穏やかな日常を見てほんわかしたいときに。
何度でも読み返せる漫画描ける人ってほんとすごいと思うの。お願いだから読んでほしい。
ギャグ漫画描いてる人の方が精神的には塞ぎ込みやすいと聞くが、笑える漫画を描ける人を私は尊敬します。アニメも面白かったなあ。
お願いだから読んでほしい。
今際の国のアリス コミック 全18巻完結セット (少年サンデーコミックス)
- 作者: 麻生羽呂
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/04/18
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デスゲーム系のコンテンツがクソほど流行っていた時期があったじゃないですか。
あの頃の作品の中でもトップクラスに好きです。お願いだから読んでほしい。
こんな面白い歴史モノ他にありますか?早く20巻ぐらい連載して完結してほしい。
お願いだから読んでほしい。
現役連載作品の中でもトップクラスの面白さ。
ヤンキーがタイムリープする漫画なんて未だかつてあっただろうか。
お願いだから読んでほしい。
「古谷実作品に出てきそうだよね」とよく言われるくらい、先生の作品に影響を受けています。バイブルです。
お願いだから読んでほしい。
同上。
ギャグ漫画時代のこの二作品がたまらなく好きなのであります。
お願いだから読んでほしい。
お願いだから読んでほしい、と思う作品についてはこのくらいだろうか・・・。
ちなみにこれで本当は書きたかった分の1/4くらいらしい。
バカじゃねーのか・・・。気が向いたらまた書こうと思います。
漫画好きのお友達で、上の中に読んだことのないものがある人は是非読んでみてね!
本日のおべんちゃらは以上です。
5/2 月次報告
春はやはり憂鬱になる。
冬が終わり、少しずつ暖かくなってきて体感的な生きることの喜びを多くの人が享受出来るようになり、世の中は浮かれ出す。
その浮かれっぷりと自分との圧倒的な差に、気が参ってしまうのだと思う。
先月何を作ったかがもう既に思い出せないが公開された動画。
やってきた季節性の憂鬱と共に、制作スピードは圧倒的に落ちてきている。
SONY主催のゆるミュージック協会お披露目イベントという場でガジェットを使用したパフォーマンスをするために作った曲があるが、何かいい公開方法がないか考え中。
今月はとにかく何もしなかったなあという印象。
にも関わらずグイグイ増えていくSNS上の数字。
youtube / 1573→2475
instagram / 1040→1151
twitter / 3704→3788
インスタが伸びてんなーとか思ってたんだけど見てみるとtwitterもまあまあ伸びていた。
YouTubeが何か本気出してきててビビる。
最近海外からの反応が多くて、非常にいい傾向。
ソニーのイベントの時に梶Pとも話したけど、これからは海外へのアプローチはまず間違いなく必須になるので。
この間Kaz skellingtonことカズスケリントンさんと話してて本当に同意したけど、原盤取られて月給もらいながら音楽やってる人たちが日本音楽界ヒエラルキーの上層っていうのは若干正気の沙汰ではない。
契約解除したら何の収入も無くなるとかシャレにならん。
根本的な改善のためには業界内の慣習を変えていくこと。
作り手側がビジネス意識を持ち、そしてその持っている人間及びチームが成功した上で持っていないワナビー達の蒙を啓くこと。
そのためにはやっぱり海外勢へのアプローチって必須だと思うわけです。
利益を増やすためには国内需要を満たすだけじゃもう無理があると思うから。
僕のようなタイプがアプローチすべき「音楽がちゃんと好きな人」層って、世界的に見てもそんなにたくさんいないと思うんです。
ましてや日本では・・・という話にどうしてもなってしまう。
別にディスるわけでも悲観しているわけでもなく、事実としてそうではないかなと思っているという話です。
業界の慣習を変えるっていうのは要するに、賢い大人達に「新しいやり方でもあなた方もちゃんと儲かりますよ」と言えないといけない。
いくら正しい(と僕が思っている)ことを正論な感じで言っていようと、今までのやり方での成功体験を捨てきれない大人達が今すぐ全員消えてくれるわけでも、考え方を変えてくれるわけでもないから。
ならば相手にもメリットがあるということをちゃんとわかってもらうしかないよねっていう。
言うは易しってやつではあるけど。
日本国内でもそうだし世界中で見れば、才能のあってかっこいい音楽作ってる人って本当にわんさかいるからなあ・・・。
Blue in Greenがやたらと伸びてるのは恐らく字幕が入ってるからではないかと思っているのでその辺も試行錯誤していきたい。
前から言ってるけど、僕は世界で活躍するミュージシャンになるって言う目標から基本的に一つもブレてはいないと自分では思っています。
と言うかこれを書くことで明らかに自らを鼓舞しようとしてるな。。
まあブルージャイアントで大くんがやってることと同じだよな。。
あと今月思ったことは、「プロのアドバイスと素人の感想は耳を傾けるべき。プロの感想と素人のアドバイスは聞いちゃいけない」と言うやつ。ものすごい同意した。
仮に意図したものでなくても、物の弾みと言うか何も考えずにした発言が結果的にそうなっている場合もあって、どちらの場合も当然こちらからするとマジでお前何様だよと思うものなんだよね。
全部わかってくれとは言わんけど、僕はどちらかというと黙って聴いてもらって、どこかが気に入らないのならそれを理由に聴くのはそっとやめて他の好きな曲を探してほしい方です。
「もっとこうしたらいいのに」的なことは、言ってくれるその気持ちや姿勢に関してはもちろんありがたいけど、それは例えば制作費を出してくれるとか一緒にリスクを負って初めて許されるタイプの発言だとも思うので。
そんでもってその人に制作費を出して欲しいかどうかすらもどちらかというとこっちが決めることなので。
基本的には応援してくれる人が増えて本当にありがたいしいい方向に進みまくってて自分でもマジでイケイケですかSUKISHAおじさん?と言う時はあるんだけど、お母さんが作ったご飯食べて文句言ったらさ、「文句言うなら食うな」ってなるわけじゃん。
本質は何かっていうと、「人の作ったコンテンツをタダ同然で消費するわけだから、それなりの扱いしか受けられないよ」という話だよね。
むしろ至らない点は理解しつつもそっと寄り添って成長を見守る感じの方が、リスナーのあり方としてイケてるし好きだし遥かに現代っぽい。
書いていて思ったけど、
タダ同然で消費出来る人→対価は支払うものの等価交換的に消費する人→共同制作者
というグラデーションレイヤーのどこかにみんないるのかもね。
全然話は違うんだけど、自分でも物の弾みで人を傷付けてしまった案件があったので記しておこうと思うの。
この間ライブした時に、共演者のバックDJって人と挨拶することがあったんだけど、「バックDJってボタン押すだけでいいからまじ楽でいいっすよね」って言ったら傷付けてしまったみたいで怒ってたという。
マジで文面だけ見ると「いやそれはお前が悪いだろ」って思うかもしれないんだけど、別に煽りたかったわけでもなくて、本当にそう思って気軽に言ったのよ。
もっとちゃんと説明すると、「仕事は楽してお金もらえるのが一番いい」って僕自身は思っていて、バックDJって多分いわゆるギャラをもらってする仕事の中でもかなり楽な部類で、そういう意味では「非常に優秀な仕事」のはずなのよ。
だから「優秀な仕事がもらえてうらやましいです」っていう意味で言ったのよ。
そしたら「楽じゃないしちゃんと一生懸命やってますから」みたいな感じになってしまったんだと思うんだけど。
日本人って本当に真面目で勤勉な人が多いよね。
アメリカとかだったら、同じこと言われても「そうだろメーン?マクドーナルドで安物のフライドポテトに塩を振るよりボロい商売だぜ、ヒャッハア」くらいの返答返って来そうじゃない?
まあ多分、DJの人たち全体がそういうDJのイメージみたいなものと戦ってるんだろうね。
気にしてなかったら怒らないと思うし。配慮に欠けた発言だったなーと。
意味合いを誤解されてしまったというのはあるけど、世の中には例え本当だったとしても言っちゃいけないことってたくさんあるからね。
ハゲとかデブとかブスとかね。気を付けないといかんですね。
あと今月印象的だった出来事といえばこれ。
showmore目当てできてた女の子とライブ後に話してたらLINEのプロフィールの音楽がBlue in Greenで、「それ作ったの俺っす」って言ったらマジですかってなったのが昨日のライブのハイライトです
— SUKISHA (@sukisha_jpn) April 30, 2019
これ、もちろんすごく嬉しいんだけど、「LINEのプロフィールにするくらい気に入ってる曲なのに作ってる人のことを知らない」っていう現象が普通に起きてることが結構驚きだった。
ミュージシャンなんて人種はすぐ自分の好みに傾倒してしかもそれがワールドスタンダードだと勘違いしてしまう生き物で、まあそれは美徳でもあるんだけど、一般リスナーの感覚を想像してみるっていうのも大事なことだから、いい経験になった。
あとはマネージャーをやってくれるという人が一回見付かったんだけど、色々あって一旦白紙になるって出来事があったな。
これに関しては本当に誰が悪いって話でもないとは思うけど、申し訳ないなと思ってます。
自分に期待してくれてる人がいるということをちゃんと実感出来て励みになったです。
自分に今本当に必要なのは、マネージャーとプロモーターだろうね。
今のところ広告も全く使ってないしメディアなんかにも一度もまともに載ってないからね。
その辺うまいこと形になるといいですね。
さて今月はとりあえずMVにしたい曲を作る。
それ以外はまあ見切り発車で何とか。まずは部屋の掃除からだな。
そして最後に4月読んで面白かった漫画。
軍靴のバルツァーからの流れで戦記物に手が伸びたと思われる。
中世くらい?の兵器もアナログで情報戦がまだ高度ではないタイプの制約で行われる戦争と、国々の政治、それに関わる人たちの心理描写や変化。
王道的ではあるけど、世界観の圧倒的な作り込みとあとは緻密な絵がすごいよね。
一生かけて完結する気なのではないかと。気合がすごい。
働かないふたりは割とリアルタイムで連載読むようにしてるんだけど、ふみふみこ先生も新作をくらげバンチで連載してて、それが面白いので久しぶりに。
それぞれの理由から女装を日常的に行う中学生三人が触れ合う人々の中で変化していく様を描くいい話。
出てくるキャラみんなちょっとずつ狂ってるというか、普通じゃない感じが好きです。
人間が物語として消費出来るものの中で王道的なものってやっぱり「若者の成長」なんですよ。
ハッピーエンドで終わるし、10巻完結だし、オヌヌメ。
基本的に説明不要の漫画だと思うんだけど、恥ずかしながら未読だったところ友人が持っていたので借りて読みました。
めちゃおもろい。
サブカル感というか、メタ的な発言だったり価値観なんかの主張をちょっと難しい言葉を使って弁が立つ感じでキャラに喋らせるのとか、そういうのが多くて漫画読者の中でもビレバンに並んでる漫画が好きな層が好きそうな漫画だなと思いました。
ちなみに僕は好きですがサブカルという言葉も別に好きではないですしそこに属する類のコンテンツを精力的に消費していくタイプでもありません。
4月はそんな感じだったね。
本日のおべんちゃらは以上です。
3/29 月次報告
そこそこに足取りの重い3月末。
無論比喩で、作業が捗らないことを示唆している。
ひとまず今月公開したもの。
【お知らせ】
— SUKISHA (@sukisha_jpn) March 20, 2019
1,2月に作った曲が集まったEP「Beside Your Bedside」の配信を開始しました☺️
癒し系音源になりましたのでおうちでゆっくりしたい時に聴いてもらえたら嬉しいです☺️https://t.co/TOS952kY7l pic.twitter.com/nGyUr8gtYz
週1で公開すると言っていた配信はもはや週1ではなくなってしまった。
今月に関して言えば、依頼があったり名古屋に遠征したりしていたのでどうしようもなかったとも言える。
来月は一旦自分の完全新曲については優先順位を下げ、ラッパーとのコラボアルバムを先に完成させたいと思っているのでそちらでどうにか対応していきたい。
春が来たせいか、気分が下がり気味なのにもちょっと気を付けていきたい。
ちょっとした小金が稼げるようになって来たのだから、誰か誘って飲みにでも行けばいいのだが、相手がパッと思い浮かばない。
そこそこ動画が見られてようとどんな曲を作ろうと空虚な生活には特に変わりはないんだよなあ。
無理めの数の依頼をこなす作業はまだ全然終わりが見えないので、グダグダ言ってる場合ではないのだが・・・。
欲しいものを手に入れるための作業が自分にとっては音楽を作ると言うことで、まだまだ全然欲しくて手に入らないものばかりだから、続けるしかない。
まあ自分のメンタルの強さは知ってるので、こんなこと言ってても成功するまで続けるし途中でやめることとか絶対ないんだけど。
つれーつれーと言ってないと出来ない性格なのでこう言う感じになってしまう。
そう、今書いていて思い出したのだが、自分はどうやら誰か何かに感情を吐露し続けていないと生きていられないタイプなのだ。
まあなんと言うか昔から話を聞いて甘やかしてくれた親兄弟がいたからなのだろうが、ずっと何か喋ってないと気が済まないらしい。
今日こんなことがあった、自分はこう思った、そういう主張をせずにはいられない人種のようなのだ。
だからそれが出来ないと寂しいし、出来るチャンスがあるとすかさずしてしまう。
世の中にはまるで逆の、何かに直面した時基本的に我慢することでやり過ごそうとする人がいることを最近知った。
そして僕は恐らくそういう人とは相性が悪い。だって嫌なら嫌だと僕は言うから。
僕のクソどうでもいい話を聞くのがダルい人間だってこの世の中には当たり前にいるが、嫌だと言えななくて聞いてる人も中にはいるのだ。
何が悪いと言う話でなく相性の問題というのが必ずあって、付き合い方って基本的に正解が人それぞれだというのを感じた。
人との距離の計り方というのは難しいものなのである。
そして最近本当に思うのが、世の中には怒っている人が多すぎる。
何でそんなに怒る必要があるの?と思うことに本気で怒っていて、しかもそれを正すことが社会的道義だと考えているらしい。
色々見るからわざわざ例示はしないけど、別に間違ってはいないんだろうと思う。
誰かが不愉快に思う表現が当たり前に使われ続けていて、それで傷付いた人もたくさんいたんだろう。
けど怒ってどうする?攻撃してどうする?
口汚く罵ることでその表現を使っている人の気持ちが変わるのか?
君のゴールは「よりよく生きる人を増やそう」という変化ではなく、その表現を使っている人を傷付けることなのか?
本当に変えたいと思うのなら怒るべきじゃあないでしょうよ。
感情優先で自分が正しいとマウントを取りに行くのは、戦争で人殺して自分らの倫理が正しいって証明するのと変わらないよ。
あるのは程度の問題だけ。
傷付けるのが許されて、殺すのが許されないのは、本当に傷の程度の問題だけだと思うよ。
そういうのは近寄るのをやめるか、相手にもメリットがある形で変化を提示すべき。
得にならないことをわざわざする人の方が少ないんだから。
怒ってんの見て楽しい人っていうのは確かにいるよ。
プロレス的な面白さはまああるでしょう。
けどさ、それずっと続くのしんどくない?
毎日プロレス(しかもエンターテインメントとして正しく設計されていない)を見て楽しい人はさすがにマイノリティだと思うよ。
もっと心穏やかに、幸せになれる人を増やしていきましょうよ。
っつってそのために怒り続けてる人とかいんのかな・・・。
それこそ根本的に方法論が間違ってると俺は思うんだけどな。。
わかり合うってすごく難しいことだから、わかり合えない人のことも尊重してお互いの自由を認め合うっていうのが一番過ごしやすいと思うの。
これを私は心の道州制と呼んでいます。別の州の政治には口を出さない。
自分は自分の好きなようにやる。
皆がそうなれば随分楽だなあと思うんだが・・・。
まあそれはそれで。
まずやるべきことをこなしていこうぜ俺たち。
今月のSNS推移。
youtube 1273→1573
instagram 866→1040
twitter 3653→3704
まあまあだね。
ツイッターの伸びが低いが、今別にツイッター伸ばしたくてやってないので全然気にならない。
YouTubeとインスタが伸びてるのは非常にいい傾向。
来月はマジでラッパーとのコラボ10曲完成目指す。
あとあわよくば新曲も作る。
余計な仕事は受けない。受けるならいいギャラもらう。
出来れば週1で配信もする。
まだまだやれることだらけのうちは頑張れるよなあ。
最後に今月読んで面白かったもの。
何でこんな面白い漫画今まで誰も教えてくれなかったの?ってくらい面白い。
絵描き経験ゼロの高校生が藝大を目指すって話なんだけど、若者成長青春漫画としては今最高峰に面白いのではないだろうか。マジでオヌヌメ。
と思ったらマンガ大賞?で3位とってた。そりゃそうだ。
読み直しパターン。
現在最終章を迎えているということで久々に読み返してみたけど、やっぱ面白いね。
最近はマジで最先端ITの話になってきてて、内容よくわからなかったりもするけど勉強の意味も兼ねて読んでる。
ドラマ的盛り上がりとしては最初の方が好きだったかな。。
何せ不器用で一つのことしか出来ない、それ以外はまるでダメ男くんにはどうしても感情移入しちゃうから・・・。
是枝くんが「僕は何やってもダメだから」って卑下するシーンはどこ読んでも泣く。
本当に自分もそう思ってたから・・・。
これも昔読んで面白かったんだけど、休載が続いてて久々に連載が進んでたのを見たので、読んだ。
何か昔この漫画を読んで俺は本当に面白いと思ったのか?くらい、内容がガチの戦争で戦略・戦術とか、政治とかが複雑に絡んでて、すごく難しい漫画です。
でも面白いよ。よくこんな複雑な話書けるよなマジで。人生賭けてると思う。
今月はそんなところです。
本日のおべんちゃらは以上。
3/21
今年も本格的に春がやってくる兆しが見えて、そういえば毎年春が来るぐらいの季節になると大体絶望的な気分になっているな、と思い出す。
季節の変わり目というのは大体何かその変わりゆく次の季節のイベントを彷彿とさせるものだし、あああの季節にはあれがしたいだのと、どうしても夢想をしてしまう。
ここ最近は制作スケジュールがあまりにも鬼で、かつ自分の作品に関しては妥協せず取り組みたいもののグッと来るものが出てこず、納期だけが迫ってくるというかなり地獄に近い状態だったのも相まって、この春らしさというやつが経てきた年齢ほどには世の中の遊びを知らないコンプレックスを刺激してきやがって大変なわけだ。
若かった頃、気付いた時には金がなかった。
まともな会社員になったこともないし、田舎町か新宿の片隅の風呂なしガス無しのやばい物件にしか住んだことがない。
普通の人が会社で働いて、休みの日にする遊び、みたいなものを僕は一つも知らない。
やり直しのききづらい、失敗に不寛容だと言われる日本社会。割とその只中を泥水をすするように生きてきた自覚がある。
もちろん後悔はない。
「自己責任でしょ」と言われたら反論出来ない程度には自分の生き方にも問題はあったし、やりたいことがあって、好きなものがあって、そのために使ってきた時間はかけがえのないものだ。
20代のことなど大して覚えていないことが、強みでもあるが逆にコンプレックスでもあるということなのだろう。
我ながら暗い青春だったとは思うが、そのせいかキラキラした人たちを見るとどうしても「ああ、ここは自分の居場所ではない」と思ってしまう。
しかも、最近はそういう人たちと会うことが多い。それは自分もキラキラしているということなのか?
少なくとも自分はそう思わない。思えるような環境にいない。
今さらになって周りが輝いて見え始めた原因はよくわかっている。
わざわざ口にするほどのものでもない人からすれば取るに足らない、だけど自分にとってはそこそこ大きな原因。
どうせ誰にもわからない、と半ばヤケクソ気味に作った昔の曲を思い出す。
いくら説明したところで僕の気持ちは僕だけのものだし、コミュニケーションは誤解と自己解釈の繰り返しでしかない。完璧な相互理解なんて存在しない。
もう過去を語ることは出来ないと思っている。
僕くらいの人間が過去を語れるのは、ある程度の実績を出して請われた時だけだ。
「俺が若い頃には」で始まる話をありがたく聞くような人間はいないし、いるべきじゃない。
では一体、自分が抱えてきた葛藤をどう処理すればよいのだろうか?
歌にすればいいのか?
まあ出来るだろうけど、いい曲になればなるほど、それは自分の手元を離れて聴く人それぞれのストーリーに組み込まれていくというのが最近よくわかる。
いいコンテンツは多分、作り手の元からは離れていく。
逆に歌にしたところで大していい曲にならないのであれば、それは本意ではない。
要するに歌にしたところで何も解決はしない。
だとしたところで、結局前進し続けることでしか求めるものを得ることは出来ない。
きっと自分の人生はそう設計されている。もう後戻りは出来ないししたくもない。
要するに作り続けることでしか自分は救われない。
自分の居場所はライブハウスでもクラブでも、会社でもない。
楽器と箱とゴミと、たまに猫に粗相されるベッドしかない、ただ曲を作り続けるこの部屋だけなのだろうと今のところは思っている。
いつか今を振り返って笑いたいところだが、「俺が若い頃には」話にならないように気をつけなきゃならないな。
そして笑える状況というのがどんな状況なのかを今からちゃんと考えて行動しないときっとそれは実現しない。
春がきているのもそうだけど、最近ずっとSNSで当たり前に繰り広げられている下らないやりとりに当てられてしまっているのかもしれない。
誰も彼もみんな言っていることが同じで、それはもちろん自分が選んだ情報がそう出来ているから当たり前なんだけど、どうしてみんなこんなに怒ってるんだろう、とか、どうしてみんなそんなに下らない情報のことが好きなんだろう、とか思ってしまう。
もしかしたら気分が晴れない原因はこっちの方が大きいのかもしれない。
インターネットは元来固定された環境を壊すのが役割だったと思いたいんだけど、今は憂さ晴らしのために使われてる側面は否定出来ないというか、人との関わりを求めること自体が他人の目からするとそう映ってしまう場面というのは多いのかもしれない。
満たされない、そして自己分析が出来ずその解決の方法を他人に求めることしか出来ない人たちの声なき声だとか。
あるいは意識が本当に高い人たちが高度な知的活動を純粋に楽しむ様子だとか。
特に何も考えず原始的に喜怒哀楽や性的欲求を刺激されて情報を右から左へ搬送する人たちだとか。
そういうものにちょっと疲れてるんだよね。
一回やめてもいいのかもしれないとすら思ってるけど、それはさすがにしないかな。
何かオチもなく好きなこと書いてしまったがちょっとスッキリしてきた。
今夜は何とかして歌詞を完成させねばならぬな・・・。歌詞は本当に大変。
本日のおべんちゃらは以上です。
3/1 月次報告
2月の振り返り。
何してたっけ。何してたんだ俺は。曲をずっと作っていた気はしてる。
今月公開されたもの。
何やら色々な依頼が舞い込み、週1、月3、年36曲計画は早くも崖っぷちに追い詰められている。
既に2月の3曲が間に合っていないし、MVも間に合っていない。
どうにかせねば、どうにかせねば・・・と思いつつ、目の前に積まれたタスクを一旦整理した結果、あまりに膨大すぎる上に風邪を引いて頭も働かず、「うん、無理だよね」と無理からぬ結論に達し、無理はせず一旦落ち着こうと言うことで、ここ2日ほどはゲームをしたり漫画を読んで過ごした。
今日からもうちょっと頑張っていこうと思う。
2月印象に残ったこと。
Blue in Greenの伸び方がマジで半端ない。
ものすごい再生されててほんとびっくりする。イケイケミュージックが求められてる感。冬の妖精さんよ、もっと再生されろ。
あと「声がいい」とか、「歌がいい」と言う人が予想以上に多いと言うこと。
わかる。わかるよ。キキビビちゃんがいいのはそりゃわかる。
僕もいいと思ってなきゃ一緒にやってないよ。それはもちろんね。
けど君たちが聞いてるのは実は歌だけではなくて、総合値なんだよ。
君たちの言っていることは、ワンピース読んで「ルフィのキャラいい」とか、「ストーリーが泣ける」って言ってるのと一緒なんだよ。
漫画ってほんとはそれをよく見せるためにめちゃ細かいギミックが無数に用意されてるわけよ。
コマ割りだとか、セリフだとか、絵の迫力だとかね。
音楽もまるで一緒なわけ。と言うか、世の中一般のエンターテインメントって言うのは大体全部そうなわけよ。
アカペラや弾き語りで同じくらい感動出来ますか?漫画でなく小説だったらワンピース読んでますか?って言うね。
もちろんそう言うの全てを実はちゃんと消費してて、だけど褒め方を知らないからそうなってしまうって言うのもわかってる。
けど、頼むから、もっと俺を褒めてくれ。フルフル。。。
世の作曲、編曲者にもっと光を。。
と言うか何ならあの曲は俺が作詞作曲編曲からエンジニアリングまでやっとるやで。。
とか言って、昨日安全地帯の動画を見直しつつ「やっぱり玉置浩二の歌はいいなあ」とか思ってるわけですよ。
お前がまず安全地帯のバンドメンバーをアプリシエイト(正しく評価)しろよ。ダボが。
とはいえこの問題は割と解決不能だとも思ってて、なぜかと言うともう音楽の制作各論はコンテンツとしてニッチなものになってしまっている上に、不可逆的だから。
そう言うのが盛り上がってた(と予想される)のはクラシックやジャズの最盛期くらいなものではないだろうか。
だって今は世のメインコンテンツがもっと楽に消費出来て楽しいものになってしまっているからね。
今から音楽制作各論学ぶよりもyoutuber見てる方がそりゃ楽だし笑えるに決まってる。
大衆が求めるものを否定は出来ませんわなあ。
音楽は何かと一緒に楽しむものになったよね。メッセージ的な消費とファッション的な消費のバランス感覚って僕はたまに言うけどね。
それ自体を純粋かつ真剣に鑑賞するって向きは、やはりちょっと弱い。
恐らくこの50年くらいずっと僕と同じ悲しみを感じながら音楽業界の裏方たちは生きてきたんだろうと思う。
つくづく思うけど、本当にすごいのはエンジニアですなあ。
あとは人と会って打ち合わせをするって言う、今までにないアクティビティが多分4件くらいあった。
それとライブをやったり、ライブを見に行ったりした。
で思ったのは、世の中には本当にいい音楽やトラックメイカーが溢れていると言うこと。
センスあるトラックは本当にたくさんある。けどリスナーの耳が追い付かない現象っていうのはそれと同じかそれ以上ある。
常日頃から思ってるけど、日本人には教養としての音楽を聴くための指標が圧倒的に欠如してる。
例えば海外にはダンス文化というものがある。
欧米の文化を例に挙げれば、あいつらマジで週末老若男女みんなクラブとかで踊り狂ってるから。
"アメリカで一番イケてない男って「ダンスが下手な男」らしいよ"って、THREE1989のシモくんも言ってたよ。
要するに「踊れるかどうか」という指標があるわけだ。
ちなみに日本人でもダンサーは音楽好きな人が多い。これはマジ。
その他にも色々指標はあると思うが日本人にはそれが圧倒的に少ない。身近にない上に教わってきてないから。
文化的な教育の欠如というのが一番残念な点なのです。
そうなってくると普通の人が聴く音楽がどんな指標で成り立つか、というと「有名かどうか」「歌詞がいいかどうか」になってしまう。
それは音じゃあないぜ・・・。
その結果どういうことが起こるかというと、大きな会場に客は満員。
だけどいくらいい演奏、トラックが流れても客は棒立ち。
という現象が生まれる。実際に目にすることは少なくない。
これは別に観客が悪いわけでも演者が悪いわけでもない。
この悲しい捻れ現象は、教育と文化の欠如という悲劇が原因なのです。
だからと言って改善するために何をすべきか?役人になれというのか?
総理大臣になって体育の授業にダンスを取り入れろというのか?まあ今から僕がやるのは無理ですよね。
親兄弟友人みんな音楽が流れたら喜んで踊り出すような環境を作るには、少なくともン10年単位の文化教育体制を作ってかなきゃいけないわけですから。
けどいちミュージシャンとして出来ることを忘れてはならないよね。
世の人々の生活を豊かにすることで自分も豊かになる。それを音で実現する。
それが我々ミュージシャンの根本的なミッションですよ。
ミッションって言うと途端にベンチャー企業っぽくなるの、豆知識な。ここテストに出るぞ。
さて、2月のSNS推移。
youtube 889→1273
instagram 660→866
twitter 3399→3653
Blue in Green効果だと思うけど、それぞれ伸び方がスゴイ。。
全部さっさと1万人くらいにしたいものだが、楽な道ってのはないからね、地道にいい曲作って頑張ろうぜ。。
あとは水曜日のダウンタウンで曲が流れたのがマジビビりだったね。
気付くのは僕くらいだと思いますが、昨晩の水曜日のダウンタウン見てて、4分半のマジックとLet Me Knowがバックで使われてて腰抜けました…ありがとうございます🙇♂️ https://t.co/QnCx7dWqr9
— SUKISHA (@sukisha_jpn) February 28, 2019
そしてテレビで流れると周りの反応もいい。
やはり権威は偉大だ・・・。斜に構えず長いものに巻かれていこうぜ俺たち・・・。
最後に2月読んで面白かったもの。
ここは今から倫理です。 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 雨瀬シオリ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/11/22
- メディア: Kindle版
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昨今の漫画はネタも豊富になり、大人の読み物として定着した感がある。
倫理の教師が悩める生徒に倫理の話をする内容なのだが、噛み砕いて伝えてるはずなのに難しい。哲学ってそう言うものだよね。面白いです。
すごく好きで、久しぶりに読み返したくなって読んだ。
町田くんのような男になりたいし、間違いなく自分の人生観というか、生き方に影響を与えていると思う。少女漫画だけど男も読んだ方がいい。人に優しくなれる。
これも読み返しパターン。
閉める予定だった旅館に謎の美女がやってきて住み込みで仲居をし出す話。
泊まりに来るワケアリ客の問題をカラッと解決してしまう、的な王道パターンではあるものの、やっぱり面白いという。そして美女の謎も明かされていき4巻でパッと完結してしまう潔さと気持ちよさ。名作です。
2月の振り返りはそんなところだろうか。
マジで忙しくなってきてるのウケるな。勘弁してくれ。
SwitchとPS4とテレビが欲しい。ゲームがしたい。
本日のおべんちゃらは以上です。
ラッパー・シンガーの募集に応募下さった皆様、どうもありがとうございました。
表題の件。
予想を上回る多くの方からのご応募を頂きました。
中には簡易録音したデモを送ってくれた方から、ガチの作品を送って下さる(既にアーティストとしてしっかり活動されている)方まで、様々いらっしゃいました。
本当に感謝しています。ありがとうございました。
結果は今月末までに、気になった方のみご連絡差し上げます。
3月になっても連絡が来ない、という場合は今回はご縁がなかったということでご容赦ください。
ご縁がなかった、という表現もあまり好きではないのですが判断基準について、今さらですが一応記しておきたいと思います。
120%、好みの問題です。
今回の応募から漏れたということは、あなたの表現が他のものと比べて劣っているだとかそういうことではありません。
僕というクリエイターが目指す表現を一緒に体現出来そうかどうか。
要するにリズムの乗り方、声質、歌っているメッセージ、そういったものが僕の感性と合致するかどうか。
ただそれだけの問題です。
音楽が好きで続けているのなら自信を持って続けて欲しいし、それをより多くの人に聞いて欲しい、届けたいと思っているのならそのまま頑張って欲しいと思います。
今回は僕個人の非常にニッチな好みの問題で残念ながらそれを一緒に出来ない、ということです。
こ、こんな大げさな言い方する必要ないかな。。
持論ですが、大きくなっていくクリエイター、アーティストに絶対必要不可欠な条件が一つあります。
それは「やり切り続ける」ことです。
この言葉には3つのハードルが存在し、そのどこかで多くの人は心が折れます。
まず「やる」こと。
多くの普通の人は、やりません。
「曲を作りたい」「楽器を弾きたい」と思っていても、やってみる人は実際に同じだけいるかどうか。
「やってみればいい」と言われても、「やるべきだ」と思っていても、「まずやってみる」という精神性を持つ人は案外に少ないです。
これはダイエットや筋トレも一緒です。チャレンジ精神というやつですね。
次に、「やり切る」こと。
DTMや作曲の場面でたまに目にするパターンですが、着手はしてみてスケッチをいくつか作ってはみるものの、完成までいかない。
作曲も鼻歌やコード進行まではいくつもあるが、一曲として聞かせるところまではいかない。
そのくらいのレベルで立ち止まってしまう人たちもいます。
まずはどんなにレベルが低くても完成させること。最も大事な素養の一つです。
(質を軽んじるべきという意味では決してありません)
そして最後に、「続ける」こと。
精魂込めて作ったものが自分が思ったよりも評価されなかった時、それを他人のせいにしてしまう人は少なくないです。
気合が入っている分だけ、その込めた気持ちに見合う何かが返ってこないと満足出来ない。それが普通だと思います。
そして、どこかで心が疲れてしまい、作るのをやめてしまう人を僕は何度か見てきました。
今32歳になって、そこそこの反応や依頼をもらうようになって思うのは、「続けられる」こと自体がある種の適性だということです。
作ることを楽しみ、投げて反応を観察する。そしてそれを反復する。
それらが楽しめれば、あなたが創造することを咎めるものは何一つありません。
実際に多くの人に支持されるアーティスト、クリエイターは皆その適性を満たしていることでしょう。
今回ご応募頂いた皆さんは、既にその3つのハードルの2つ目までは確実に越えてきています。
あとは世の中に自らの表現を問い続けるだけです。
10回やってダメなら100回やればいい。
そのうちのたった1回が、この僕という取るに足らない存在だったと思って頂きたいです。
や、やっぱりちょっと大げさかな。。
問う相手が正しく、内容が刺さっていればあとは勝手に支持者が増えていくものだと僕ば思います。
続けても輪が広まらないのであれば、それは投げる対象が間違っているか、内容が刺さっていないかのどちらかです。
対象が間違っているならば他のどこに投げるか、方法を考えればいい。
内容が刺さっていないなら音楽の表現のレベルや、メッセージ性についてもう一回考えてみればいい。
どちらも満たしているはずなのに評価されない、という人がいたら連絡ください。
相談に乗ります。
長くなりましたが、今回ご応募頂いた全てのアーティストに、深く感謝しています。
ありがとうございました。
何か音楽に関しての質問とかあれば、気軽にDMとかでしてください。
もちろんものによってお返事出来るかは判断させてもらいますが、誠意あるご連絡には誠意でお返しします。
SUKISHA