2/1 月次報告
1月の振り返り。
先月主に公開したもの。
その他にも映画のBGMを急遽制作。著作権などの問題が無いため、自分の動画に流用。
1月総評。
全体としては上出来。
曲もちゃんと作ったし、動画も上げてるし、めっちゃ頑張ってると思う。
本当に褒めて欲しい。
毎日誰とも話さずにスーパーやコンビニで「箸はいりません」「袋はいりません」「ポイントカードは大丈夫です」しか言わない生活をあなたはしたことがありますか。
本当にメンタル強いと我ながら思いますね。
SNSの数値変化は
youtube:783→889
instagram:538→660
twitter 3249→3399
で、どれも100人以上増えてて、数値が増えるってイイヨネってなった。
努力を可視化するのってやっぱすごい大事で、数を増やすゲームと捉えられれば楽しむことも出来るから。
お金儲けが好きな人ってそういう部分もあるんじゃないかな。
ただSNS上の数字は本質的ではないというか、あてにならないって気持ちはでかいし、事実そうだと思う。
プチバズみたいなものが起こりやすいのはやっぱりツイッターだし、起こるとフォロワーが増えるのも特徴的だね。
とりあえず今のペースのまま曲作りはしていきたいなあと思う次第。
印象に残った出来事
・ビートテープ(lo-fi hiphop)が結構拡散される。割にオリジナル曲は広がらない。
月3曲作る、と決めて始めてみて、実際チャレンジングだし大変なんだけど、作り終わってみると月の後半が結構時間に余裕があることがわかった。
とは言っても、他の制作依頼とかが被るとマジで忙しいというのも今よくわかったところなんだけど。
そんで月後半が暇だったので、先日ちょっと話題になったブログで読んだLo-fi Hiphopというのをやってみようと思い、実行した。
Lo-fi Hiphopしたくてビートテープ10曲作りました。公開してくのでよかったら聴いてみて下さいネ☺️1曲目です☺️https://t.co/f4okrUr8w3 pic.twitter.com/hyU9aKYwY5
— SUKISHA (@sukisha_jpn) January 27, 2019
これが割と色んな人に好評で、結構驚いた。
何故って、これ作るのに2,3時間しかかかってないから。
既に10曲のビートテープが出来ていて、制作には3日程度しかかかっていない。
でこれと対比してみると、オリジナルのMVは相当手がかかってるんだけど、今のところ初速はビートテープの方が伸びてる。
色々あるけど原因はSNSに適しているかどうかっていう一点だろうなと思う。
オリジナルの曲は単純に自分にとっての財産になるので、伸び悩んでるとか気にしているわけではないし、これからきっとたくさんの人に見てもらえると思ってるので問題無し。
ビートテープが伸びるのはやっぱりビートがいいというのは前提で、アニメ絵を使っていて掴みがいい、とかSNS上で見てSNS上で完結する、というのが大きいんだろうなと。
作品を作ることは続けるんだけど、こういう短いビートテープを量産して注目してくれる人を増やして、で本命をドーン、みたいなのがまあ戦略的には王道だよね。
さてどうしよっか。みたいな。
このビートテープアクティビティで学んだことはなかなか衝撃的で、サンプリングから曲作ったことって今までなかったんだけど、本当に引くほと楽で、ヒップホップ文化をより理解出来た気がする。
今サンプリングで賄われる部分ってきっと将来はAIで賄われるようになって、そうしたら楽器を弾くこと自体がもっと珍しくなっていくのかもね。
それはそれで興味深い。
・「バンドマンはいつも金欠」トピックの拡散性。
一昨日?書いたブログが割と読まれて、反響があったのが興味深かった。
バンドマンってやたら「金ねぇ」って言ってる人、多くないですか?バンドマンが金欠になるそのカラクリを書いてみました。
— 正田やすし🍣@ノービター (@nobitter_sun) January 7, 2019
全ての「まだ無名なバンド」を応援している人たちと、頑張っているバンドマン達に。届け!!!!!!! pic.twitter.com/SKg8SjeOQc
「バンドマンがいつも金欠な理由を説明します」と言うつぶやきが流れてきて、どうしても気になったので書きました☺️長いけど興味ある人は読んでみて下さいネ☺️
— SUKISHA (@sukisha_jpn) January 30, 2019
1/30 - 怠け者は今日も眠る https://t.co/Z7uXiMxqp0
正直まさかこんなに読まれると思っていなかったし、MVの公開よりもこっちの方が拡散されていて複雑な気分ではある。
個人としては音楽をやる人たちがどうサヴァイヴしていくか、みたいなトピックってもう誰もが考えなきゃいけないところで、どんどん意見交換されていくべきだと思う。
けど業界の人とか、バンドマンとか一部の消費者もそうだけど、「そういうの萎えるからやめようよ」とか、「音楽にビジネスを持ち込むな」みたいなのってちょっとあるよね。
業界の人たちはもしかしたら「そういうのは俺たちに任せて曲作るのが君たちの仕事でしょ」って思ってるのかもだけど。
でも最初は誰でも無名から始まるわけで、ゼロから育ててくれる人なんてもはやいないじゃないですか。
賢い人たちはわざわざ発信するわけではなく黙々と実践して成功するんですよ。
それを人はセルフプロデュース力と呼ぶわけで。
でも何もわからず音楽だけ作ってて、手探りで学習していく人たちもいると思ってて、その手探りの時間ってめちゃくちゃ無駄だと思うんですよ。
僕が実際その手探りで地道にやってきた感があるので。
実力があるんなら、それは皆でサポートしてフックアップしてくべきだと思うんですよね。
ちゃんと世の中にウケるかどうかと、実力があるかってまた別の話なので、それぞれのフィールドで豊かに生きていくためのノウハウはもう出し惜しみなしでいいでしょう。
そういう意味で、瀧澤さんがこの話に乗っかってくれたのは非常にありがたかったです。
【バンドマンが金欠なカラクリって話に音楽系個人事業主10年目の俺がガチで答えてみた】その2
— 瀧澤克成@utaist.jp (@takijawa) January 31, 2019
ちょいちょい反響もらっているので少しずつ小出ししてみます。とっても結構な量だけど(笑)。コストを掛けないというのは商売の基本です。続きが読みたい方はRTよろしゃす!! pic.twitter.com/v5jfxqrrcA
これを見ても「俺たちには出来ない」っていう人は、正直、もうやらない理由を挙げてやってないだけだと思わざるを得ないですね。。
でその状態って結構陥りがちなんだよなと僕は思います。
やれば出来るんですよ。大体。
で、やらない人はやらない理由を考えて、そのせいで「出来ない」って言う。
これ世の常だと思う。そう言う人を減らしたくて書いたんだけど。
で、ちょっと残念だなって思うのが、恐らくそう言う層には届いていないんじゃないかなってこと。
これも世の常なんだけど、選挙の時とか、SNS上って本当にものすごい数の「皆投票しよう」って呼びかけが出るじゃないですか。
けど投票率って大して変わらない。あれ、何でかって言うと、共感して問題提起に乗ってる人は皆投票してるんだけど、肝心の投票してない人たちの心にまるで響いていないからなんですよね。
論理が感情を上回らない代表例と言うか。
そう言う人たちに必要なのは、論理を持って説得にあたるって行為じゃないっていう。
もっと別の、本人たちも気付かないような潜在的なメリットを彼らに与えなければ絶対やろうって気持ちにはならないんですよね。
だから例えば、投票しに行ったらお金がもらえる、とか、ネット投票を可能にする、とか、僕は極端な話お金払ってジャニーズかエグザイルを一人やめさせて議員に立候補させるのが一番投票率は上がると思ってるんですが。
そのぐらいのことをやらないと人の心は動かない。
だから、僕が書いた文章ではきっとリテラシーの低い(といったら怒られそうだが)バンドマンたちには届いていないのではないかなと。
瀧澤さんは多分意識してツイッター上では強い言葉を使っていて、それは多分より多くの人に見て話題にして欲しいからなんだけど、僕はあまりそう言う感じにしたくはなかったので。
わかってる人たちだけで「そうだよね、彼らにはそれが足りなくて問題提起すべきだよね」って盛り上がるのって、意味がないとは言わないけど抜本的な解決にはならない。
まあ難しい問題だよね・・・とは思いました。
僕はビジネス感覚がそんなにあるわけではないし、そもそも曲作りでいっぱいいっぱいなのでもうそっちに集中しますが、皆幸せになれるといいなとはずっと思ってます。
・CDの売り上げがマジで儲からない。割にストリーミングが儲かっている。
12月までで流通していた分のCDの売り上げが確定し、支払い通知書がきたので見てみたところ割と仰天しました。
マジで儲からない。
あれだけプレスから流通のための細かい作業やらデザインやら何やら頑張って、ああ面倒くさいと言うのを全てクリアして、おかげさまで渋谷や新宿のタワレコで展開してもらって、流通の人にも宣伝してもらって、そんで自分の手元に入ってきたお金が、お金が、何と、、
4万円・・・。
これはなかなかの驚きだった。
細かい内訳は話す気ないんだけど、何でこれしか入らなかったかと言うと、売り上げの半分は小売店と流通に払うことになり、残り50%が僕の手元に入ってくると。
そんでそこからかかった経費を抜かれていくことになるんだけど、その中でものすごい額を抜かれている項目があって、何かと思ったらJASRACの登録費だった。
そういえば流通の人に「JASRAC登録どうします?個人でやると面倒ですしこっちで代行することは出来ますよ〜登録料はかかりますが」と言われた記憶があり、その時マジでやることがたくさんあったので、二つ返事で「じゃあお願いします」と答えた記憶がある。メールも残ってる。
その時いくらかかるのか聞かなかった僕も悪いんだけど、まさかそんなに取られるとは思わなかったので結構衝撃的だった。
これから印税とかが入ってくるって言うのはあるのかもしれないけど、払った額が全部返ってくるとはとても思えない。
何なんだろうかこれマジで、と思った。
僕は別に「ファッキンカスラック!」とか言いたいわけではないし、流通や小売店の人たちがアコギな商売してるとか言うつもりもない。皆それぞれシステムの中でベストを尽くしてる。
問題なのは、皆がベストを尽くしても、誰も大して得をしないシステムがずっと維持され続けてることだと思う。
正直僕のCDが発売して小売店と流通の皆さんが得た利益なんて、向こうからしたら本当に大したことのない額のはずで、それでもちゃんとやってくれたことを感謝すらしてる。
で、皆が皆頑張ってるのに全然結果が出ないって言うのは、どう考えても仕組みが悪いとしか思えない。
新しいやり方を見付けないと本当にこれから零細が零細のままで終わり続けてしまうし、結果夢のない世界だと思われて後続が生まれない、と言うことになりかねない。
自分らで出来て、その輪をさらに無理なく大きく広げていける、って言う仕組みが必要だなと思っています。もしかしたら世代が一つ違えば随分変わるのかもだけど。
しかし日本は本当に変化がおせーな。。
もう海外はストリーミングの次のトピックにうつってるのに。。
まあ零細アーティストがこんなこと言っててもただのたわ言だけど。
で、これだけ夢のない話をして終わりだとつまらないので一つ希望的なことを話しておくと、ストリーミングが実は結構儲かるんだよね。
先月の売り上げ通知では3万ぐらい入ってきてる。
何もしてないのに一ヶ月で3万入るってすごくない?
あれだけ頑張ってCD売って半年以上待って入ってくる額が4万ぞ?
Spotifyは還元率低くて入ってくる額も少ないんだけど、Apple Musicが1再生辺りの単価が割と高いっぽくて、再生されると結構入ってくるんですよ。
だから、これからの時代は多分サンプリング中心でラップも出来てヒップホップな曲を量産出来る人が強いだろうなと思います。
と言うか、世界見てても世の中そうなってるし。
ただ、ヒップホップでいい曲を量産し続けるのは正直難しいと僕は思いますが。。
そう言う視点もあって僕は今年は36曲作る、と言っています。
あとは知名度さえつけば・・・。
今のところRainbow Townの再生数と僕個人の配信してる曲全ての合計がトントンぐらいなので。kiki viviちゃんは本当に人気だなあ。
最後に今月読んで面白かった漫画、小説。
マジでエロくて男性の歪んだ性的願望が詰まりに詰まってるので女性にはオススメしづらいが、エロ部分だけを抜けばとても面白い作品です。
RPGの世界で政治的目論見だったり論理的思考でいくつかの勢力が戦うみたいな話。
ロリと巨乳が出てきてハーレム的なことするのが受け入れられない人はまあ無理だろうけど。。
めちゃんこおもろい。
田村由美先生といえば7SEEDSなわけだけど、あの作風からは思いもよらぬミステリー。の皮を被った人生哲学のお披露目本。
育児を手伝っているつもりの刑事がいて、「嫁が不満そうなんだよね〜俺は参加しているつもりなんだけど」という悪気なしの相談に対する返答はなるほどなーと思わされた。
目からウロコが落ちるエピソードでいっぱいです。
久しぶりに読み返したくなって最新刊まで読んだけど、マジで面白い。
本当に面白くて、久しぶりに読んでてめちゃくちゃオモシレーって独り言出た。
続きが気になりすぎてジャンプSQでも追い始めました。
設定が段々難しくなってきたけど、マジオヌヌメ。
大学の先輩が面白かったと言うので読みました。
面白かったは面白かったんだけど、そこまで自分には刺さらなかったかな。
まあそんな感じの1月でした。
本日のおべんちゃらは以上です。